10年以上前、千葉県所在の(株)フィールズによって第一回が開催されたミドル距離で山岳エリアの多い大会です。 当初は二日間開催で二日目は上川町をスタートしゴールが東川町の忠別胡湖畔がゴールだった時期もあります。色々なトライをして現在は60kと40kそして15kやキッズの4カテゴリーの大会スタイルになっております。 自然の多い北海道ですが実際には昔庶民が歩いた古い道がほとんどなく行政が作った林道やスキー場開発によってできた道などしかないのが現状ですが大雪山トレイルジャーニーは長い尾根道をもつ登山系トレイルランとしては北海道でも唯一の大会です。 1800mクラスの山々ですが北海道の山は時には真夏でもダウンが必要なほど厳しい条件のコースになっております。 晴れたら最高ですが悪天候では厳しい行
60kmコースはベテラントレイルランナー向けに設定した累積標高約3200mのコースです。40kmコースで後半に立ちはだかる有明山-天狗岳を往路復路で2回登るハードな設定です。 まだ朝日がやわらかい早朝のスタートで、まずは例年朝靄が立ちこめる天狗平を約15km廻ります。前半は下り基調、後半は登り基調ですが斜度は比較的緩やかです。快調に急ぎたくなるかもしれませんが先は長く、いまだウォーミングアップの時間であることを忘れずに。 スタート地点に戻りA1 大会本部エイドで一息ついたら旧北大雪スキー場の作業道を登ってここから本格的なトレイルに入ります。使われなくなった旧いゲレンデは笹が生い茂る急傾斜のシングルトラックです。頂上まで登り詰めたら人の手の入ったスキー場から北大雪山系の自然へといざなわれつつ、天狗岳(1553m)を経由して有明山(1635m)へとピークハントを続けましょう。 有明山を超えてからは高度を下げつつ深い森に足を踏み入れます。天候によっては足元の泥濘と朝露に濡れた笹藪に悩まされるかもしれません。二の沢稜線の途中から二の沢林道方面に左折し下り、WS 二の沢林道終点で喉を潤したのちにA2 二の沢林道分岐へ向かう10kmの長大な林道のダウンヒルです。さてここからは40kmコースと合流し同じルートを辿ってCP2 平山登山口へ向かいますが、40kmコースと最も違うのは?それはすでに走った距離と登り下りでダメージを受けた脚でしょう。 さああと25km、ここからが本番! 先はまだ長く、補給やペース配分に気をつけつつ・・・